最初に確認すること
全部か一部か。乾燥後の大量給水。葉もしおれるか。
小さな実が落ちる
自然落果か、水分の急変、根傷み、高温の影響かを見分けます。
見る場所と作業の模式図です。実物の形・色・大きさには違いがあります。
一部か、ほとんど全部か
実の大きさ・変色・落果数を記録
乾燥や過湿が続いたか
水切れと根の吸水不良を確認
葉もしおれていないか
葉の丸まり・株元・穴や木くずも確認
考えられる原因と、原因別の対処
当てはまる手掛かりから原因を絞り、対処を選びます。複数の原因が重なることもあります。
01自然な生理落果
木が維持する実を調整する過程などで、幼果の一部が落ちます。
- 見分ける手掛かり
- 初期の小さな実が一部落ち、残る実と葉は元気。
- この場合の対処
- 落果数と残る実を記録し、少量の落果だけで薬剤や肥料を追加しない。
02水分ストレス・根傷み
乾燥や吸水不良で幼果へ水分を維持できなくなることがあります。
- 見分ける手掛かり
- 落果の増加に水切れや葉のしおれ、湿った土での不調が重なる。
- この場合の対処
- 根鉢の中の乾湿を確認し、乾燥には給水、過湿・根傷みには排水と根の確認を行う。
03受精不良・病害虫・外傷
受精が成立しなかった実や、病変・虫・風で傷んだ実も落ちます。
- 見分ける手掛かり
- 花後から実が育たない、実に斑点・傷、風の後に落果が増える。
- この場合の対処
- 実の形・傷と発生時期を確かめ、受粉条件と病害虫・外傷を分けて対処する。
確認・作業のチェックリスト
まず見るところ
- 全部か一部か
- 乾燥後の大量給水
- 葉もしおれるか
対処の順番
- 落果数と日を記録
- 土の乾湿を安定させる
- 根と幹を確認
具体的な確認・作業手順と注意点
小さな実が落ちる
一部の落果は自然ですが、多数落ちる場合は乾燥、水分の急変、根傷み、高温、着果過多を確認します。落果を肥料だけで止めようとせず、土の乾湿と根の状態を先に見ます。