最初に確認すること
新葉か古葉か。葉脈は緑か。虫と施肥履歴、土の乾湿。
葉脈を残して黄色くなる・新葉が変形する
新葉・古葉、葉脈・葉縁の変化を見比べ、根とpHも確認します。
形と位置を比べる模式図です。実物の色・範囲には違いがあり、原因の確定には使えません。
新葉か古葉か
新葉と古葉のどちらに出るか確認
葉脈は緑のままか
一様な黄化と葉脈間の黄化を区別
根・pH・施肥履歴
見た目だけで不足成分を決めない
考えられる原因と、原因別の対処
当てはまる手掛かりから原因を絞り、対処を選びます。複数の原因が重なることもあります。
01成分の不足
必要な養分が不足すると葉緑素の形成や新葉の生育に影響が出ます。
- 見分ける手掛かり
- 新葉か古葉か、葉脈が緑か、一様に黄色いかを区別。
- この場合の対処
- 症状比較表と施肥履歴を照合し、必要なら葉分析で確認してから不足成分を補う。
02pH・根の不調による吸収不良
土に成分があっても、高いpHや根の酸欠・損傷などで吸えないことがあります。
- 見分ける手掛かり
- 石灰追加後、長く湿る土、根詰まり、低温と発生が重なる。
- この場合の対処
- 根の乾湿と排水、根域のpHを確認。吸収を妨げる条件を直し、肥料の追加だけで済ませない。
03害虫・薬害などによる新葉の傷み
柔らかい新葉への食害や散布の影響でも、縮れや変形が起こります。
- 見分ける手掛かり
- 虫体・糸・ふん・かじり跡、または散布後に同じ面へ発生。
- この場合の対処
- 葉裏を拡大して確認し、散布履歴を記録。原因を特定する前に薬剤や肥料を重ねない。
確認・作業のチェックリスト
まず見るところ
- 新葉か古葉か
- 葉脈は緑か
- 虫と施肥履歴、土の乾湿
対処の順番
- 黄化の位置と施肥・水管理を確認
- 黄化だけで微量要素を追加しない
- 続く場合は土壌・葉分析を相談