最初に確認すること
別品種があるか。実際に同時開花したか。長雨・強風があったか。
花は咲くが実がつかない
別品種との開花の重なりと、開花期の天候を確認します。
見る場所と作業の模式図です。実物の形・色・大きさには違いがあります。
別品種と同時に咲いたか
品種名だけでなく実際の開花日を記録
開花中の雨・風・気温
受粉期の条件を振り返る
花後の着果を比べる
年ごとの差も見て判断する
考えられる原因と、原因別の対処
当てはまる手掛かりから原因を絞り、対処を選びます。複数の原因が重なることもあります。
01受粉相手・開花時期の不一致
自家結実性や品種間の相性に加え、受け取れる花粉が開花中に届く必要があります。
- 見分ける手掛かり
- 別品種があっても同時に咲いていない、一本だけで結果が不安定。
- この場合の対処
- 品種と実際の開花日を記録し、開花が重なる相性のよい受粉相手を検討する。
02開花期の天候・水分ストレス
雨・強風・高温などや水切れが、受粉から幼果の生育を妨げることがあります。
- 見分ける手掛かり
- 開花中の天候不良や乾燥、花の傷み。
- この場合の対処
- 開花中の水切れを防ぎ、鉢は強風の直撃を避ける。年ごとの条件も比較する。
03花や木の状態・着果の少なさ
咲いた花すべてが実になるわけではなく、木の状態でも結果が変わります。
- 見分ける手掛かり
- 花は多くても着果が少ない。前年の結果負担や弱い生育がある。
- この場合の対処
- 着果数と樹勢を記録し、肥料や微量要素を一律に追加せず、生育と必要な栄養を確認する。
確認・作業のチェックリスト
まず見るところ
- 別品種があるか
- 実際に同時開花したか
- 長雨・強風があったか
対処の順番
- 品種と開花日を記録
- 開花の重なりを確認
- 翌年も比較する
具体的な確認・作業手順と注意点
花は咲くが実がつかない
- 開花日を記録する
品種ごとに咲き始めと満開日を撮影・記録します。
- 受粉相手を確認する
一本で結実する性質があっても、開花が重なる別品種が近くにあると安定しやすくなります。
- 開花中の天候を見る
長雨、強風、極端な高温・低温が続かなかったか記録します。
- 水分を安定させる
開花中に鉢を乾かし切らず、湿っている時に水を重ねないようにします。