GROWING NOTE · 12
剪定から18日、
コラティナに新しい枝
9月6日に切り戻したコラティナ。枝の途中から新しい枝が伸び、若い葉を展開しているのを確認しました。

枝の途中から、新しい枝が伸びた
新しい動きが見えたのは、太い枝の途中にある節の付近です。淡い緑色の枝が伸び、すでに複数の若い葉を展開しています。芽がわずかに膨らんだだけではなく、新枝として成長を始めた状態です。
剪定直後の写真だけでは、どの節が動くかまでは分かりませんでした。18日後に枝の位置を改めて見ることで、切り戻した後の力がどこへ向かったのかが見えてきました。

剪定がきっかけになった可能性
今回の新枝は、剪定の影響で動き始めた可能性があります。枝先を切り戻すと、先端の成長が優先される状態が弱まり、それまで動きにくかった下の芽が伸びることがあります。
一方で、芽の動きには気温、日照、水分、木の状態も関係します。写真だけで剪定だけの効果とは断定せず、「剪定後18日で、枝の途中から新枝を確認した」という事実を残します。
剪定の結果は、枝を切った直後の形ではなく、その後に動いた芽の位置に表れる。
栽培の知識
頂芽優勢とは
枝の先端にある芽を「頂芽」、葉の付け根にある芽を「腋芽」と呼びます。頂芽が盛んに伸びている間は、下にある腋芽の成長が抑えられやすくなります。この性質が頂芽優勢です。
頂芽でつくられる植物ホルモンのオーキシンは、腋芽を直接止めるというより、サイトカイニンやストリゴラクトンなど他のホルモンとの関係を通じて、頂芽を優先する状態を保ちます。
剪定で頂芽を取り除くと、その影響が弱まり、休んでいた腋芽が動きやすくなります。多くの場合、剪定した位置に比較的近い芽から強く伸びますが、枝の勢い、季節、日当たり、水分状態によって反応する位置や本数は変わります。
- 頂芽が伸びている間は、下の腋芽が動きにくい
- 先端を切り戻すと、頂芽優勢が弱まる
- 腋芽が動き、新しい枝として伸び始める
つまり剪定後の芽吹きは、単に「切った分の養分が余った」だけではなく、木の中の成長の優先順位が変わった結果と考えられます。
今は切らず、伸びる方向を見る
この新枝は、すぐには切らずに伸び方を観察します。外向きに伸びて樹形づくりに使えるのか、内側へ入り枝葉を混ませるのかを見て、次の剪定で残すかを判断します。
剪定後の芽吹きと頂芽優勢:「オリーブは剪定後いつ新芽が出る?」に、コラティナの経過と知識をまとめました。
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