最初に確認すること
新芽・柔らかい枝先と先端の葉の垂れ方。根鉢の中の乾湿と夕方・翌朝の変化。鉢側面の高温と乾いた風。
猛暑日に新芽・枝先がしおれる
暑さによる一時的なしおれか、水切れ・根傷みかを確認します。
柔らかい新芽・枝先に注目する模式図です。下の成葉が変わらず、先端だけに変化が出る場合も確認します。
見る場所と作業の模式図です。実物の形・色・大きさには違いがあります。
乾いているか、湿るか
表面だけでなく根鉢の中を確認
西日側に寒冷紗を張る
遮光ネットも使える。葉から離し、横を開けて風を通す
夕方・翌朝に戻るか
戻らず広がる場合は根も確認
考えられる原因と、原因別の対処
当てはまる手掛かりから原因を絞り、対処を選びます。複数の原因が重なることもあります。
01高温・乾いた風で吸水が追いつかない
根が健全でも、葉からの水分損失が吸水を上回ると柔らかい新芽や枝先が垂れます。
- 見分ける手掛かり
- 日中の強光・熱い鉢・乾いた風と重なり、夕方や翌朝に変化する。
- この場合の対処
- 西日側に寒冷紗・遮光ネットを張る。葉に密着させず横を開け、鉢側面はすだれで遮る。
02根鉢の水切れ
使える水が不足し、新芽や先端まで水を送れなくなります。
- 見分ける手掛かり
- 鉢が軽く根鉢中心も乾く。外側だけ湿る場合もある。
- この場合の対処
- 中心まで乾いていればゆっくり十分に給水し、排水も確認する。翌朝まで放置しない。
03根の酸欠・食害・損傷
湿った土でも、根が機能していなければ吸水が不足します。
- 見分ける手掛かり
- 涼しい時間帯もしおれが続く、株元の揺れ、根の傷みなど。
- この場合の対処
- 湿る土へ給水・肥料を重ねず、排水と根・幹元を確認して原因へ対処する。
確認・作業のチェックリスト
まず見るところ
- 新芽・柔らかい枝先と先端の葉の垂れ方
- 根鉢の中の乾湿と夕方・翌朝の変化
- 鉢側面の高温と乾いた風
対処の順番
- 乾いていれば速やかに給水
- 西日側に寒冷紗・遮光ネットを張り、鉢側面はすだれで遮る
- 湿るのに戻らなければ根を確認
具体的な確認・作業手順と注意点
猛暑
新芽・柔らかい枝先が垂れるか、先端の葉が下を向くかを見ます。しおれた姿だけでは、水切れ・根傷み・高温による一時的な変化を決めません。
| 状態 | 対処 |
|---|---|
| 根鉢の中も乾いている | 熱くなったホースの水を避け、鉢底から流れるまでゆっくり給水する。乾いてしおれている場合は翌朝まで放置しない |
| 土が湿るのにしおれる | 追加給水せず、根腐れ、根傷み、強い照り返しを確認する |
| 鉢が高温になる | 西日側に寒冷紗・遮光ネット、鉢側面にすだれなどを置いて直射を遮る。葉や鉢へ密着させず、風の通る隙間を残す |