落ちた葉だけで判断しない
落葉の量、落ちる位置、葉の色や斑点、土の乾湿、直前の環境変化を一緒に確認します。少量の古葉だけなら経過観察できますが、新芽を含めて短期間に落ちる場合は根と幹元を優先して調べます。
葉がぽろぽろ落ちる
葉の更新、環境変化、過湿、乾燥、病斑を切り分けます。
見る場所と作業の模式図です。実物の形・色・大きさには違いがあります。
古葉だけか、新葉までか
色・斑点・枚数と範囲を記録
乾燥・過湿・根傷み
根鉢の中と幹元も確認
移動・天候・作業履歴
急な全体のしおれは早めに調べる
考えられる原因と、原因別の対処
当てはまる手掛かりから原因を絞り、対処を選びます。複数の原因が重なることもあります。
01古葉の更新
新しい葉へ入れ替わる過程で、古い葉が自然に落ちます。
- 見分ける手掛かり
- 少量の古葉だけが落ち、新葉や枝の伸びは普段どおり。
- この場合の対処
- 落葉数と範囲を記録し、増えなければ通常管理を続ける。
02水切れ・過湿・根傷み
水不足でも根の吸水不良でも、木を維持できず葉を落とす場合があります。
- 見分ける手掛かり
- 乾いた軽い鉢、または湿った鉢で続くしおれ。
- この場合の対処
- 根鉢の中を確認。乾燥には給水、滞水には排水改善と根の確認を行う。
03環境変化・病害虫
移動・寒波・強風の負担や葉の病変、虫の被害でも落葉します。
- 見分ける手掛かり
- 発生前の作業・天候、斑点・虫・幹元の異常と重なる。
- この場合の対処
- 管理履歴と落ちた葉を照合し、急な全体のしおれは根・幹まで早めに調べる。
確認・作業のチェックリスト
まず見るところ
- 移動・植え替え直後か
- 落ちる葉に斑点があるか
- 枝先まで弾力があるか
対処の順番
- 直近2週間の作業と気温を確認
- 鉢土の中の乾湿を確認
- 新しい枝葉へ広がるか確認
具体的な確認・作業手順と注意点
最初に記録する4点
- 一日に何枚程度、何日続いているか
- 古い下葉か、新芽や枝先の葉か
- 黄色、褐色、斑点、べたつきがあるか
- 直前2週間の移動、植え替え、水やり、施肥、寒波、長雨
少量の古葉だけが落ちる
新芽が伸び、枝に弾力があり、土の乾き方も普段どおりなら葉の更新の可能性があります。週1回、同じ枝を見て黄葉や落葉が増えていないか確認します。比較しにくい場合は写真を使います。
黄色くなってから落ちる
土が長く湿るなら過湿、鉢が極端に軽いなら乾燥、鉢底に根が密集するなら根詰まりを疑います。黄葉のガイドと合わせて確認します。
緑の葉まで急に落ちる
急な置き場所の変更、強風、低温、根傷みなどを確認します。水や肥料を追加して様子を見るのではなく、土と幹元を先に見ます。
土が湿っているのに木全体がしおれ、落葉が急に増えた場合は根腐れの確認へ進みます。幹元に穴や木くずがあれば害虫の確認を優先します。
回復を判断する
- 落葉数が減った
- 枝先や節から新芽が動いた
- 鉢土が通常の速さで乾くようになった
- 幹元や枝の異常が広がっていない