最初に確認すること
表裏どちらか。雨後に広がったか。散布直後か。
葉に丸い斑点
病害、薬害、葉焼けを広がり方から見分けます。
形と位置を比べる模式図です。実物の色・範囲には違いがあり、原因の確定には使えません。
表と裏を見比べる
斑点の輪郭・色・大きさを見比べる
別の葉にも増えるか
雨・散布・日当たりの変化も記録
病害・薬害・葉焼け
原因を絞ってから対処を選ぶ
考えられる原因と、原因別の対処
当てはまる手掛かりから原因を絞り、対処を選びます。複数の原因が重なることもあります。
01葉の病害
病原体の感染で組織が変色し、斑点や落葉が生じる場合があります。
- 見分ける手掛かり
- 雨や葉が長く濡れた後、輪郭のある斑点が別の葉にも増える。
- この場合の対処
- 表裏と広がりを記録し落ち葉を回収。病名を絞り、日本の登録に合う防除を確認する。
02薬害・葉焼け
薬剤や急な強光で傷んだ部分が斑状になることがあります。
- 見分ける手掛かり
- 散布・移動後、日が当たる面や液の当たった範囲に偏る。
- この場合の対処
- 作業日・製品・濃度・日当たりを照合し、追加散布や急な強光を避ける。
03虫の吸汁・付着物
吸汁痕や葉表面の汚れを、病斑と見間違う場合があります。
- 見分ける手掛かり
- 葉裏の虫、細かな点状の色抜け、殻状や表面に付いたもの。
- この場合の対処
- 葉裏を拡大して確認し、付着物か葉そのものの変色かを分ける。
確認・作業のチェックリスト
まず見るところ
- 表裏どちらか
- 雨後に広がったか
- 散布直後か
対処の順番
- 葉の表裏を見て、斑点の形と広がりを確認
- 落ち葉を片付ける
- 数日後に新しい葉へ広がるか確認
具体的な確認・作業手順と注意点
葉に丸い斑点が広がる
病気、薬害、葉焼けなどを切り分けます。斑点の形、輪郭、葉裏、発生した枝、雨や薬剤散布との前後関係を確認します。
- 広がりを記録
症状のある枝葉を決めて見比べ、数日後に別の葉へ斑点が増えていないか確認します。
- 落ち葉を片付ける
落ちた病葉を鉢や木の下へ残さず、袋へ入れて処分します。
- 葉を濡らし続けない
水やりは土へ行い、葉が長時間濡れたままになる環境を避けます。
- 数日後に比較
新しい葉にも斑点が出る、枝先まで枯れ込む場合は病害を疑い、病斑の特徴を参考資料と照合し、該当する病害への登録農薬を確認します。
斑点のある葉を一度にすべて取ると、木が弱る場合があります。症状の広がりと木に残る葉の量を見ながら行います。