最初に確認すること
葉裏や枝の殻状の虫。べたつき。アリの往来。
葉や枝がべたつく
カイガラムシ類などの吸汁性害虫と、すす状の汚れを確認します。
見る場所と作業の模式図です。実物の形・色・大きさには違いがあります。
葉脈沿いを見る
殻状の虫や白い付着物を確認
分かれ目を一周見る
カイガラムシ類とアリの往来を確認
少数なら物理的に除く
除去後も3~7日ごとに再確認
考えられる原因と、原因別の対処
当てはまる手掛かりから原因を絞り、対処を選びます。複数の原因が重なることもあります。
01甘露を出す吸汁性害虫
カイガラムシ類などの排泄物が葉や枝をべたつかせます。
- 見分ける手掛かり
- 葉裏・細枝の虫、アリの往来、べたつきの増加。
- この場合の対処
- 少数なら柔らかいブラシなどで虫を除き、新しい虫が増えるか確認する。
02甘露上のすす状の菌
甘い排泄物の上に菌が増え、黒いすす状に見えることがあります。
- 見分ける手掛かり
- べたつきと黒い汚れが一緒に出る。
- この場合の対処
- 汚れを拭くだけで済ませず、甘露を出す虫を探して原因側へ対処する。
03付着物・上の植物からの落下
上の木の甘露や散布物が、下の葉へ付く場合もあります。
- 見分ける手掛かり
- 自分の木に虫が見つからず、上面や上段鉢の下に偏る。
- この場合の対処
- 周囲や上の植物も点検し、散布履歴と照合して不要な薬剤散布を避ける。
確認・作業のチェックリスト
まず見るところ
- 葉裏や枝の殻状の虫
- べたつき
- アリの往来
対処の順番
- 少数なら柔らかいブラシなどで除去
- 混み合いを軽く整理
- 増える場合は害虫を特定して登録農薬を確認
具体的な確認・作業手順と注意点
葉や枝がべたつき、黒く汚れる
葉裏や細枝に付くカイガラムシ類などの吸汁性害虫を探します。黒い汚れだけを病気と決めず、その原因になる甘い排泄物を出す虫がいないか確認します。
- 虫の位置を確認
葉裏、葉柄、細枝の付け根を見ます。動かない殻状の虫もあるため、写真を拡大します。
- 少数なら取り除く
手袋をし、柔らかいブラシや湿らせた布で落とします。強くこすって樹皮を傷つけません。
- 混み合いを軽く整える
枯れ枝などを除き、葉裏を確認できる風通しを確保します。一度に強く剪定しません。
- 再発を確認
3~7日後に同じ枝と周囲の新芽を見て、虫やべたつきが増える場合は登録農薬を検討します。