購入前に決める4項目
鉢植えか地植えか、屋外で十分な日照を確保できるか、台風や寒波の時に移動できるか、実を付けたいか。この4項目を決めてから苗を比べます。
鉢植えか地植えか
| 育て方 | 向いている条件 | 購入前の注意 |
|---|---|---|
| 鉢植え | ベランダやテラスで育てたい。台風や寒波の時に移動したい | 水切れと根詰まりを確認し、定期的に植え替える必要があります |
| 地植え | 一日を通して日が当たり、雨後に水が残らず、成木の枝張りを確保できる | 植えた後は移動しにくく、大きさを保つ剪定が必要です |
最初の一本に扱いやすい大きさ
鉢の直径が約15~21cmで、自分一人で安全に持ち上げられる苗は、水やりや植え替えの状態を確認しやすい大きさです。背丈だけで選ばず、幹と鉢のバランス、風で倒れにくいかも確認します。
何を楽しみたいか決める
| 楽しみ方 | 選ぶ時に見ること | 購入前の確認 |
|---|---|---|
| 樹形や姿を楽しむ | 枝の付き方と、将来目指したい樹形に整えやすいか | 置き場所の日照と広さ、剪定や植え替えを続けられるか |
| 実を収穫する | 果実の用途と、開花が重なる受粉相手があるか | 鉢植え・地植えを問わず、十分な日照と二本を育てる場所を確保できるか |
| 葉や品種の違いを楽しむ | 葉の色や形、樹形、生育の違いが好みに合うか | 品種名を確認でき、将来の大きさに合う置き場所があるか |
品種を選ぶ
置き場所の幅に合う枝の広がり方と、手入れできる高さを目安に選びます。葉の形や色、果実の大きさや用途も品種によって異なります。
品種の特徴と育て方を比べる →実を収穫したい場合
食用の果実を収穫したい場合は、果実の大きさと用途に加え、自家結実性と受粉樹の組み合わせを確認します。受粉樹には、栽培する地域で開花時期が重なる、相性のよい別品種を選びます。二本とも日が当たり、枝を広げられる場所を確保します。
開花と結実・受粉について見る →売り場で苗を確認する
候補を二、三本に絞り、品種ラベルから鉢底まで同じ順番で見ます。葉が一枚傷んでいるだけで除外せず、木全体に広がる異常がないかで判断します。
| 見る場所 | 確かめること | 気になる場合の判断 |
|---|---|---|
| 品種ラベル | 品種名、生産者または販売者が読めるか。ラベルを苗と一緒に持ち帰れるか | 観賞目的なら品種名が不明でも選べる。収穫や特定品種の栽培が目的なら、品種名を確認して選ぶ |
| 木全体 | 好みの樹形か。幹や枝に大きな傷みがなく、根元が安定しているか | 株元から木がぐらつく、太い枝が裂けている |
| 新芽と葉の表裏 | 新芽が枯れ込んでいないか。広範囲の斑点、べたつき、虫、糸がないか | 複数の枝へ食害・斑点・べたつきが広がっている |
| 幹と株元 | 深い傷、穴、細かな木くず、樹皮の広い剥がれがないか | 株元に穴や新しい木くずがある、樹皮が広く柔らかい |
| 土と鉢底 | 腐敗臭がないか。底穴が塞がれていないか。根が少量見える程度か | 異臭がある、土が泥状のまま、根が鉢底で厚い塊になっている |
| 大きさと運搬 | 自分で安全に持てるか。車や通路へ枝を傷めず運べるか | 自分で運べない大きさなら、配送や積み込みの手配ができるか確認する |
| 実を望む場合 | 受粉相手の候補と、地域で開花期が重なる見込みを店員へ確認する | 収穫を重視するなら、品種名と受粉相手を確認する。一本での結実は、品種や栽培条件によって変わる |