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OLIVE CARE GUIDE

品種の特徴を比べる

樹形を楽しみたい、実を収穫したい、鉢で小さく育てたい。楽しみたいことと育てる場所に合わせて、品種ごとの特徴を比べましょう。

オリーブ園ハーモニー 更新:2026年10月24日
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品種名や特徴、結実の性質、樹形、葉の色・形・大きさ、耐寒性・耐暑性、乾燥や蒸れへの適応で絞り込めます。品種名を押すと、詳しい特徴と育て方を確認できます。

品種一覧

果実重は種を含む生の果実1個の大まかな目安です。栽培環境、着果量、収穫時期によって変わり、記載した範囲を外れることもあります。

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件数は全30品種の内訳です。「未確認」は品種別の情報が不足しているものです。

自家結実の報告がある品種も、実の収穫を目指すなら、開花時期が重なる相性のよい受粉樹との組み合わせを勧めます。耐寒性のある品種も、幼木や鉢植えは強い霜・鉢土の凍結に注意します。

30品種/30品種

品種樹形・樹勢実の重さ・用途鉢での管理葉の特徴気候への適応・注意点結実・受粉
ゲムリック樹勢は中程度。枝が広がりやすく、樹冠をまとめながら育てる1果約3~4g。黒実のテーブル用と油用横へ広がる枝のための幅を確保します。内側で重なる枝を間引き、実を目指す場合は前年枝を残します。中くらいの細長い葉。葉表は灰緑色から濃緑色耐寒性は比較的高いとされる。夏の蒸れと鉢の過湿には注意

アルボサナ、アルベキーナ。Harmonyで受粉樹として有効性を確認しています。ほかにドマット、サル・ウラクも候補。

アルボサナ樹勢は弱~中程度。比較的コンパクトにまとまりやすい1果約1~2g。主に油用比較的コンパクトに管理したい場合の候補です。伸びの少ない年は強く切らず、幼木に実が多く付いたら数を減らします。小~中くらいの細長い葉。灰緑色から濃緑色暑さには対応しやすいが、強い霜と過湿は避ける

ゲムリック。Harmonyでは、この組み合わせでアルボサナに140果の着果を確認しています。ほかにアルベキーナ、コロネイキ、シキティタも候補。

ピクアル樹勢は中~強程度。枝が横に広がる開張型1果約3~4g。主に油用枝がよく伸びて横に広がるため、管理する高さと幅を決め、伸び過ぎた枝を横枝の上で切り戻します。中くらいの披針形。表は濃緑色、裏は銀白色乾燥で生育や着果に影響が出やすい。夏の水切れを防ぎ、排水も確保する自家結実の報告がある

オヒブランカ、マンザニロ。

コラティナ樹勢は弱~中程度で、枝が広がる樹形1果約2~5g。油用。油分と果実由来ポリフェノールが多いとされる横へ広がる枝の幅を確保し、重なる枝を間引きます。立ち枝が強く伸びた場合は、残す枝を選んで切り戻します。長めの楕円~披針形の葉。葉表は濃緑色、葉裏は明るい銀緑色寒さに比較的耐えるが、幼木と鉢土の凍結には注意

アルベキーナ、フラントイオ、レッチーノ、モライオロ。

フラントイオ樹勢が強く、枝が広がる樹形になりやすい1果約2~3g。主に油用枝を広げられる置き場所を選びます。枝先を一律に刈らず、内側で重なる枝を間引いて光と風を通します。中くらいの細長い葉。灰緑色温暖で日当たりのよい場所で育てる。幼木は強い霜と鉢土の凍結を避ける自家結実の報告がある

マウリーノ、モライオロ、レッチーノ、カロレア。

フラントイオ・アポロフラントイオ系統。樹勢は中~強程度で、丸みのある樹冠を作る1果約2~4g。主に油用。フラントイオ系統丸みのある樹冠の内側が混みやすいため、内向き枝を間引き、高く伸びた枝は横枝の上で切り戻します。中くらいの楕円~披針形の葉。葉表は濃緑色、葉裏は灰緑色寒さに比較的耐えるが、幼木は強い霜と鉢土の凍結を避ける自家結実の報告がある

ゼウス(Zeus)。

マウリーノ樹勢は中程度。主な枝は上向きに伸び、樹冠は比較的まとまりやすい1果約1~3g。主に油用上向きに伸びる主な枝を選んで樹形を整え、内側で重なる枝を間引きます。高さを抑えたい枝は、残す横枝の上で切り戻します。中くらいの細長い葉。灰緑色寒さには比較的耐えるとされる。鉢では凍結と過湿を避ける

フラントイオ、モライオロ。

モライオロ樹勢は弱~中程度。比較的コンパクトで、枝が立ちやすい1果約1~2g。主に油用上へ伸びる枝をすべて残すと高さが増すため、手入れできる高さに整えます。実も楽しみたい場合は、昨年伸びた枝を残しながら、内側で重なる枝を整理します。中くらいの楕円~披針形の葉。葉表は灰緑色乾燥や風のある環境に適応しやすく、寒さにも比較的耐える

マウリーノ、ペンドリーノ。

カロレア樹勢が強く、樹冠が広がりやすい1果約4~8g。テーブル用と油用枝張りが大きくなることを見込んで場所を確保します。高さを抑える切り戻しと、内側の枝の間引きを分けて行います。中~やや大きめの細長い葉。灰緑色幅広い環境で栽培されるが、幼木の強い霜と排水不良は避ける

フラントイオ、レッチーノ、モライオロ。

ロシオーラ樹勢は中程度。枝が上向きに伸びながら横にも広がる、直立・開張型1果約2~3g。主に油用上へ伸びる枝と横へ広がる枝を整理し、高さと幅を整えます。果実を収穫する枝は、花が付く前年枝を残します。中くらいの楕円形の葉。葉表は濃緑色乾燥に強く、耐寒性は中程度です。冬は強い霜が当たらない場所で育てます。

ペンドリーノ、マウリーノ、フラントイオ。

シプレッシーノ樹勢が強く、枝が上向きに伸びる細身の樹形1果約2~4g。主に油用幅を抑えた直立樹形を求める場合の候補です。高さは伸びるため、手入れできる位置の枝へ切り戻して管理します。中~小くらいの楕円~披針形で、葉表は濃緑色、葉裏は銀緑色です。風と乾燥に比較的強く、防風樹にも利用される。強い霜には注意

フラントイオ、レッチーノ、ペンドリーノ、マウリーノ。

ブテイヤン樹勢が強く、樹冠が広がりやすい1果約1~2gの栽培試験例。主に油用枝がよく伸びて横に広がるため、枝張りの幅を確保します。鉢では、混み合う枝を間引き、伸び過ぎた枝を切り戻して高さと幅を整えます。中くらいの披針形。灰緑色乾燥には対応しやすい。耐寒性は栽培地と樹齢の影響を受ける

ピショリーヌ(交雑和合性の異なるG1群)。アグランドーは同じG2群のため不適。

バロウニ比較的小ぶりな樹冠で、枝が横に広がる開張型1果約7g。主にテーブル用大きな実を収穫したい場合の候補です。幼木では枝葉を育てることを優先し、着果後は水切れと実の付け過ぎを防ぎます。中~やや大きめの細長い葉。灰緑色暑さと乾燥には対応しやすいが、強い霜は避ける

マンザニロへ花粉を供給する受粉樹として利用できる。

シルベストリス枝が茂り、小さな葉を持つ野生型オリーブ1果1g前後の調査例。主に樹形や葉の観賞、栽培品種の台木などに利用されます。日当たりと排水を確保し、小鉢の水切れと冬の凍結に注意小さく丸みのある葉。葉表は濃緑色、葉裏は灰色がかった銀色。個体差があります。野生型のため個体や由来によって異なります。鉢植えでは強い霜と鉢土の凍結を避けます。

栽培品種のような一定の受粉特性は示しにくく、個体差がある

ひなかぜ(織姫)生育が早く、若い枝が上向きによく伸びる直立型1果約2~3g。油用・ピクルスなどの果実加工用。庭木や鉢植えにも利用される伸びの早い枝を剪定しながら樹形を整えたい場合の候補です。管理する高さと幅を決め、切り戻しと枝の間引きを行います。やや大きめで細長い葉。葉表は明るい緑色暑さ・寒さに比較的強い品種です。幼木のうちは強い霜や鉢土の凍結を避けます。

エル・グレコ、マンザニロ、ネバディロ・ブランコ、ルッカ、ミッションなど。

Hardy’s Mammoth生育が早く、枝が横に広がる開張型1果約4~6g。主にテーブル用横へ広がる枝の幅を確保します。結実まで年数がかかるため、幼木は枝葉を育て、実が付き始めても数を残し過ぎないようにします。小さめで細長い葉。葉表は濃緑色寒さや乾燥に比較的強く、日当たりのよい場所で育てます。幼木は強い霜から保護します。

ルッカ、ネバディロ・ブランコ。

ワッガベルタル枝が横に広がる開張型1果約3~4g。テーブル用と油用横へ広がる枝に合わせて、鉢の周囲に幅を確保します。上へ伸び過ぎた枝を切り戻し、開張する樹形を生かします。大きめでやや細長い葉。葉表は濃緑色、葉裏は銀白色暑さ・寒さに比較的強い品種です。鉢植えは夏の水切れを防ぎ、幼木は冬の強い霜を避けます。

開花時期の重なる別品種と組み合わせて育てます。

UC13A6(カリフォルニアクイーン)枝が上向きに伸び、丸みのある樹冠を作る直立型1果約10~12g。テーブル用大きな果実を求める場合の候補です。小さな木に多く実を残さず、果実が育つ時期は鉢土の乾きをこまめに確認します。細長く厚みのある葉。葉表は濃緑色から灰緑色、葉裏は銀色乾燥やある程度の霜に耐えます。日当たりと排水のよい場所を選び、鉢土が長く湿ったままにならないようにします。自家結実の報告がある

マンザニロ、フラントイオ。

ネバディロ・ブランコ樹勢が強く、横に広がって枝葉がよく茂る開張型1果約2~3g。主に油用枝数が増えやすいため、内向き枝を間引き、葉の茂る内側にも光が入るようにします。大きめで細長い葉。淡い緑色から銀緑色に見える日当たりと風通しのよい場所で育てる。幼木は強い霜と冬の過湿を避ける

マンザニロ。

ミッション直立気味に育ち、樹勢は中~強程度1果約2~3g。テーブル用と油用直立気味の樹形に合わせ、上へ伸びる枝を横枝の上で切り戻して高さを抑えます。大きめで細長く、幅のある葉。葉表は濃緑色、葉裏は銀白色。成葉では縁が波打つことがある寒さには比較的耐えるとされる。鉢では凍結と過湿を避ける自家結実の報告がある

アルベキーナ、コロネイキ。マンザニロとは交雑不和合性の報告がある。

ルッカ成長が早く、枝が広がる大きな樹形になりやすい1果約2~3g。主に油用生育が旺盛で枝が横へ広がるため、枝張りの幅を取り、伸び過ぎた枝を切り戻して大きさを保ちます。中くらいの細長い葉。灰緑色国内で広く栽培されるが、幼木の強い霜には注意自家結実の報告がある

マンザニロ、ネバディロ・ブランコ、アルベキーナ。

マンザニロ樹勢は中程度で、枝が広がりやすい1果約3~5g。主にテーブル用果実加工を楽しみたい場合の候補です。横へ伸びる枝と受粉樹のための場所を確保し、強風で果実が枝や支柱に擦れないようにします。中くらいの細長い葉。灰緑色温暖で日当たりのよい場所を好む。強い霜を避ける

ネバディロ・ブランコ、ルッカ、アルベキーナ。ミッションとは交雑不和合性の報告がある。

アルベキーナ樹勢は弱~中程度で、比較的コンパクト1果約1~2g。主に油用比較的コンパクトな樹形と小さな実を求める場合の候補です。幼木に実が多く付いたら数を減らし、水切れを防ぎます。小さめで細い葉。灰緑色暑さと乾燥に対応しやすい。強い霜と過湿を避ける自家結実の報告がある

マンザニロ、ルッカ、アルボサナ、コロネイキ。

レッチーノ樹勢が強く、枝がやや垂れて広がりやすい1果約2~3g。主に油用枝を広げる幅と、垂れる枝の下の空間を確保します。実を目指す場合は別品種と組み合わせ、前年枝を残して剪定します。中くらいの細長い葉。灰緑色オリーブの中では寒さに比較的耐えるとされる

フラントイオ、マウリーノ、ペンドリーノ、カロレア。

コレッジョラ樹勢が強く、枝が広がりやすい1果約2~3g。主に油用枝の広がりを見込んで場所を確保します。内向き枝を間引き、高さを抑える枝は残す横枝へ切り戻します。中くらいの細長い葉。灰緑色温暖で日当たりのよい環境を好む。排水不良を避ける

レッチーノ、コラティナ、ペンドリーノ。

コロネイキ樹勢は中程度。枝が横に広がる開張型1果約1~2g。主に油用細い枝が増えたら、内向き枝や重なる枝を間引きます。小さな果実を付ける品種でも、樹高を抑える剪定は必要です。小さく細い葉。濃緑色から灰緑色高温と乾燥に強い一方、強い霜には注意自家結実の報告がある

オヒブランカ、ミッション。

オヒブランカ(ホジブランコ)樹勢が強く、直立気味に育つ1果約2~4g。テーブル用と油用銀白色の葉裏や果実を楽しみたい場合の候補です。上へ伸びる枝を管理できる高さで切り戻し、実を付けたい前年枝は残します。やや大きく丸みのある銀葉が目立つ暑さと乾燥に対応しやすい。幼木の強い霜は避ける

アルベキーナ、マンザニロ、ピクアル。

タジャスカ樹勢は中~強程度で、枝が広がりやすい1果約3~4g。テーブル用と油用枝が横へ広がるため、鉢の周囲に幅を確保し、内向き枝と交差枝を間引いて樹冠を整えます。小~中くらいの細長い葉。灰緑色温暖な環境を好み、強い霜は避ける自家結実の報告がある

レッチーノ、マウリーノ。

ペンドリーノ樹勢は弱め。細い枝が弓状に垂れる枝垂れ型1果約1~3g。主に油用細い枝が垂れるため、鉢の周囲と下に空間を取り、垂れる枝を残しながら混み合う部分を間引きます。中くらいの細長い披針形。葉表は灰緑色耐寒性は中程度。幼木は強い霜から保護する

フラントイオ、レッチーノ、モライオロ、マウリーノ。ピクアルとは交雑不和合性の報告がある。

エル・グレコ樹勢が強く枝葉がよく茂る。直立気味に育ち、円錐形に整えやすい1果約1~2g。主に油用。樹形と葉を楽しむ庭木・鉢植えにも利用される直立気味に伸びる枝は、残す横枝の上で切り戻して高さを抑えます。内側で重なる枝を間引き、葉の間に光と風を通します。小さめで細長く、先の尖る葉。葉表は緑色から銀緑色、葉裏は銀白色耐寒性があり、日当たりと水はけのよい場所を好みます。幼木は強い霜から保護します。

ネバディロ・ブランコ、アルボサナ、シプレッシーノ。

品種を選ぶときに見ること

楽しみたいこと比べるポイント
樹形や葉を楽しむ直立・開張・枝垂れなどの樹形、葉の形や色
鉢で育てる樹勢と枝の伸び方、剪定による大きさの管理
実を楽しむ実の大きさと用途、結実の傾向、開花が重なる受粉相手